「志望校に合格することは勉強の一部であって全てではない」と考えるA君と
「勉強=志望校に合格すること」と考えるB君がいたとします。

A君は受験勉強を通して高校に入ってからも困らないように
根本的な理解を目指した質の高い勉強をしようとし、
勉強に対するモチベーションも比較的安定しています。

それに対してB君は
合格に必要なだけの勉強を目指しますので、
理解が表面的になり、
モチベーションにもムラがあります。

模擬試験などで自分が合格圏にいることが分かっても
A君のタイプは勉強の手を緩めることはありませんが、
B君のタイプは「このままいけば合格できそうだから、
そんなに勉強しなくてもいいや」と考え勉強時間が少なくなります。

無事に志望校に合格した後、
A君のタイプは「志望校に合格すること=通過点」と考えているので、
志望校合格に満足することなく努力を続けますが、
B君タイプは「志望校に合格すること=ゴール」なので、
せっかく上位校に合格できてもあまり勉強をしなかったりします。

いわゆる進学校と呼ばれるところに通う高校生に
「せっかく受験勉強頑張っていい高校に入っても
全然勉強しない子って学校にいるでしょ?」と問うと
かなり高い確率で「うん」とゆっくり大きくうなずきます。

「勉強は結果だけではなくプロセスも大切なんだ」と日頃から話していると
A君のタイプが育ち、
「勉強は結果さえ何とかなればよい」と説いているとB君のタイプが育ちます。
また、「テストのために勉強しなさい」
「受験のために勉強しなさい」を強調しすぎても
B君のタイプが育ちます。