愛知県公立高校・複合選抜入試の仕組み-定員割れ

愛知県の公立高校が採用する「複合選抜制度」は、
倍率が2倍を超えても定員割れを起こすことがあります。

例えば、何年か前に豊田市内のA高校とB高校(ともに定員360名)は2倍を超える倍率でしたが、
B高校は定員割れが起こり、5名を二次募集しました。

いかがその仕組みです。

まず、
募集人員360名に対して
A高校には推薦で66名が合格したので、
残り294人が一般入学枠。
B高校には推薦で50名が合格したので、
残り310名が一般入学枠。

※ 一般入試枠=募集人員-推薦合格者数

そして、第一志望者数・第二志望者数・志願者総数・最終倍率は下記の通りでした。

一般入学募集人員 第1志望者数 第2志望者数 志願者総数 最終倍率
A高校 294 354 327 681 2.32
B高校 310 205 488 693 2.24

B高校が定員割れした理由は、第一志望者数にあります。

A高校は一般入学募集人員に対して第一志望者数が多いので(一般入学募集人員<第一志望者数)、
第一志望者全員が合格することができず、定員割れすることはありませんが、

B高校は一般入学募集人員に対して第一志望者数が少ないので(一般入学募集人員>第一志望者数)、
第二志望で合格する人が少なければ、
つまり、第二志望者数のうち第一志望校に合格している人が多ければ、
定員割れが起きることがあります。